こんにちは、ほうりです。
最初が肝心!ぎっくり腰初日にとる処置についてに書いた通り、私は2016年の初めにぎっくり腰で人生初入院+初救急車デビューを果たしました。
当時家に遊びに来ていた幼い姪っ子と甥っ子は、突然やってきた救急隊員の担架に乗せられ運ばれていく伯母の姿を見て呆然としていました。
部屋の掃除はきちんとしていた物の、ちらりと見えたどう見てもオタクグッズですありがとうございましたといった諸々を見られた私も修羅場なら、いきなり入院する羽目になった娘に母も修羅場、そんな伯母を見ることになった小さい姪甥たちもかなり修羅場だったと思います。
何故、ぎっくり腰で入院する羽目になったのかを少しずつ思い出してみたのですが、どうやらそこに至るまで私が取った行動は、ぎっくり腰の初期症状に対してやっちゃいけないことばかりであることではないかと思い至り、今回はそのことに付いてまとめてみました。
ぎっくり腰入院に至るまでの経緯について
初ぎっくり腰を経験した当時、私は食品工場に勤めていました。
この工場で私は、一日に10㎏程の冷凍肉が入った入れ物をの上げ下ろし、解凍するために重たい鉄板に入れた肉をレンジから出し入れ、その他、カットした肉(10㎏)+その肉を入れる入れ物(5㎏)を自分の胸よりも高い位置に持ち上げたり(当方身長165㎝弱)と、かなりの力作業をこなしていました。
今でこそ内勤ワーク中心ですが、18歳で社会に出てからこの時点まではとにかく力作業系の仕事しかしてこなかったです。
当然若さ(笑)とパワーでゴリ押ししていたため、腰にコルセットを巻くなど貧弱貧弱ゥ!!と言ったノリで、装備:E布の服の状態で誘いの洞窟を抜けてロマリア地方に渡り、カザーブの村へ向かうのと同じ状況だったのではないかと今なら思います。
そして2016年の一月下旬、いつもと変わない仕事をしていた際に猛烈な腰の痛みに襲われることになり、これ以上動くのも辛いという事もあり、その日は理由を話して早退することになりました。
ツイッターで初ぎっくり腰になったのを相談
この時、ツイッターで「初のぎっくり腰になったお\(^0^)/」みたいなノリで呟いたのですが、心配してくれたフォロワーさんから、ぎっくり腰のアドバイスのリプライを貰いました。
曰く「今医者にかかったところで、安静にしてろと言われて湿布と痛み止めを渡されるだけだから、それなら薬局に行って鎮痛剤を買ってきた方がいい」「温めるタイプの湿布はまずい。ぎっくり腰の初期症状は冷感湿布がいいよ」という言葉に従って、ロキソニンと冷感湿布を買って、腰に刺激を与えないように恐る恐る帰りました。
そしてこの日は、シャワーをさっと浴び、痛み止めの薬を飲み、患部に湿布を貼って眠りました。
ちなみにコルセットはこの時点ではまだ購入していないのでありませんでした。
この時点では、ぎっくり腰発症からおおよそ6~7時間ほど。
このまま大人しく安静にしていれば、入院する未来は回避できたと断言できます。
そして訪れた審判の日
ぎっくり腰発症から12時間弱が経過した頃。
仕事に行けない旨を伝え、日中は横になりひたすら安静にしていたため、初日の痛みはだいぶマシになりました。
すっかりぬるくなった湿布をはぎ取り、このままいけば明日は大丈夫かななどと考え、中断していたツイッターやオタク活動を始めようと机に向かいます。
コルセットなしで椅子に座ること2時間、この時ニコニコ生放送で「幽幻道士シリーズ」をやっていたので、それを見ていました。
「幽幻道士2」のスイカ頭の男気に改めて惚れ、「幽幻道士3」が始まる前の10分弱の時間の間でシャワーを済ませてこようとしたのがきっかけでした。
あまりに気持ちが逸っていたので、普段と同じように腰を痛めていることを自覚せずにシャワーを浴びていたら
メメキョ
という音なき音が突然腰から聞こえ、腰の骨がずれるような感覚に襲われました。
そして次の瞬間、耐えがたい激痛が腰から駆けあがってきたのです。
それからはもう、幽幻道士はおろかシャワーどころではありませんでした。
ようやっとの思いでシャワーを済ませ、そのまま我慢していたトイレに行き、座るのだけで精いっぱいなところを最後の力を振り絞って不浄を始末し、痛みに唸りながら横たわりました。
トイレに行けない起き上がれない…迫られる決断
そしてぎっくり腰になってから24時間が経過。
当然のことながら痛みは全く引きません。
氷で冷やそうにも身体は全く動かない。
このまま寝ているだけで痛みがどうにかなると思えなかった私は、救急車を呼ぶことを決意します。
しかしこの頃、特に呼ぶ必要もないのに救急車を呼んで「そんなことで呼んだらダメだべさぁ!」のキャッチコピーで呼びかけられていたのもあり、果たしてこんなことで呼んでも良いのかと逡巡しました。
その時ふと、思い浮かんだのが「#7119」の存在です。
「#7119」は救急安心センター事業であり、救急車を呼んでいいのか悪いのかを事前に相談できるのを始め、様々な医療に関する事柄を相談できるサービスです。
【外部リンク1】
【レポ】救急ダイヤル「#7119」の利用で初めての救急車→入院になったときの体験をマンガにしました。急病のとき、この話が参考になれば幸いです。 pic.twitter.com/r9CSCF1Yzk
— 七坂なな? (@7saka_7) October 15, 2018
【外部リンク2】
#7119(救急安心センター事業)関連情報
その際の相談料は無料(ただし通話料はかかる)、時間も24時間受け付けているため、今のどうしようもない現状を打破するために電話をしました。
相手「もしもし」
ほうり「もしもし、すみません。ぎっくり腰やっちゃって、トイレに行くどころか起き上がれないんですけども救急車呼んで大丈夫ですか?」
相手「あ、大丈夫です呼んでください」
ほうり「ありがとうございます。ちなみにサイレンを消してもらうことは可能ですか?」
相手「あ、それはダメです。緊急性を要するため救急車はサイレンを鳴らすことが義務付けられているので(うろ覚え)」
ほうり「分かりました。一刻も早くお願いします」
こんなやり取りを経て、母に救急車が来ることを伝え、荷造りを手伝ってもらいながら待つこと数分、無事に救急車で入院先の病院に搬送されました。
その後、収容された病院でレントゲンを撮られ異常なしと判断されたり、念のために血液検査をすることになった際に血管が細くて3回もリテイクされて、痛みと寒さのあまり意味不明な言葉を口走ったりと、すったもんだの挙句に初の入院生活に突入するわけですが、思いのほか経過は良く一週間も経たないうちに退院しました。
最近になって、ぎっくり腰になって当時のことを思い返してみたのですが、入院する羽目になった原因は、ぎっくり腰の初日でやっちゃダメなことをやらかしたのではないかという結論に至りました。
ぎっくり腰で入院する羽目になったと思われる原因① コルセットをしていなかった
最初が肝心!ぎっくり腰初日にとる処置についてで書きましたが、ぎっくり腰になって48時間以内は、安静にする、冷やす、コルセットが重要だとに書きましたが、この時私は「湿布を貼ったから大丈夫だろう」という認識で、コルセットを購入することもありませんでした。
入院して初めてコルセットを付けてもらった時の、腰のサポート力と痛みの軽減力を味わって「もっと早くつけていればよかった!」と心から後悔しました。
退院と同時にコルセットを購入し、力仕事に従事している間はとても重宝することになりました。
ぎっくり腰で入院する羽目になったと思われる原因② 冷やし方に問題があった
こちらも最初が肝心!ぎっくり腰初日にとる処置についてで書きましたが、ぎっくり腰になって48時間以内はいかに患部を冷やすことも重要になってきます。
冷感湿布でも確かに冷たいですが炎症を伴っている場合は患部に熱があるためすぐに温くなりますし、頻繁に取り換えなければ患部を冷やして痛みを取るには至りません。
怪我をした患部を氷で冷やすというのは、スポーツ選手もやっている処置です。
ぎっくり腰は、場所が腰なだけで捻挫やケガと一緒なので、まずは氷で冷やし湿布は少し症状が良くなってからでも十分だという事を認識しました。
ぎっくり腰で入院する羽目になったと思われる原因③ 48時間以内なのに安静にしていなかった
ぎっくり腰で入院する羽目になった最大の原因はこれだと断言します。
・痛みが和らいだからと言っても、完全に痛みが取れたわけではないのに、コルセットもつけないで長時間座りっぱなし。
・その間腰痛に効くストレッチもしていない
・不安定な格好でシャワーを浴びる
どこからどう見ても安静とは程遠い状況です。
ぎっくり腰になって48時間以内は炎症物質が放出されていて痛みのピーク時だと言われていますし、そのピークが過ぎれば日常生活と変わらない動きをすれば治りは早いとも言われています。
しかし、いくら日常生活と変わらない動きをする方が早く直るからと言っても、48時間以内に腰に負担がかかりすぎる行動を取ったことで更に悪化して入院する羽目になりました。
ぎっくり腰で入院する羽目になったと思われる温床 職場での働き方に問題があった?
これは今だからこそ思う理由ですが、力仕事をする際に私は腰を曲げないで腕だけ伸ばして重い物を持つ傾向にありました。
周りからいくら咎められても、しゃがんでいる時間が勿体ないという、今考えてみても馬鹿なこだわりから徐々に腰に負担が溜っていったのではないかと思います。
重たい物を持つ場合は膝を曲げて持つ物に身体を近づける、物を運搬する場合は腰だけではなく身体ごと方向転換するなど、いくらでもぎっくり腰を予防する方法はあったのだと痛感しました。
ぎっくり腰で入院した原因はやっちゃダメのオンパレードだった話 まとめ
いかがでしたでしょうか?
当時は厄年だったこともあり、入院生活の後には初の手術を経験したり、買ったばかりのNexus7のブラウザを自己流で戻そうとしてうんともすんとも言わなくしたりと散々だった記憶があります。
しかし思い返してみると、ぎっくり腰に対しては、ただただ自分の認識が単に甘すぎたの一言に尽きます。
この時、きちんとぎっくり腰の初期対応を調べていれば入院することはなかったと思いますが、同時に年を経てから、こうしてブログの記事になることもなかったのかなと思うと、少々複雑な気持ちにもなります。
私のようにぎっくり腰を悪化させて入院する羽目にならないように、ぎっくり腰の初期対応を誤ったり、ぎっくり腰の予防を怠らないように注意してくださいね。
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