こんにちは、ほうりです。
つい先日、2016年に初入院生活を送る羽目になったぎっくり腰に再び襲われました(つД`)
西洋では「魔女の一撃」と言いますが、個人的には「痛恨の一撃」に改名したいほど痛烈な痛みに襲われます。
そんな恐怖のぎっくり腰に見舞われた場合、とにかく最初の応急処置が後々に大きく響いてきます。
今回は二度目のぎっくり腰にかかった私が、早期回復のためにとった応急処置についてまとめてみました。
ぎっくり腰早期回復のための応急処置①まずは落ち着いて安静に
災厄のようなぎっくり腰に襲われた直後は、どんなに安静にしてもどんどんと痛みが増してきて、一度横になったら起き上がることすら困難になります。
むしろ座っている方が腰に負担がかかるので立っている方が楽だと思うくらいの痛みに見舞われ、この世の全てに絶望すらしかねません。
それほどまでに腰を痛めているわけですから、まずは腰を労わる体制を取ることが大切です。
ゆっくりと横になり、自身にとって一番楽な姿勢を取りましょう。
私は右腰を痛めたので、患部を上に向くような体制を取らざるを得なかったので、右横向きの姿勢を取りました。
その姿勢のままゆっくりと深呼吸を繰り返すうちに、徐々に痛みが落ち着いてくる場合があります。
起き上がるときも安静にゆっくりと
いくら安静にと言ってもトイレに起きたり家事をしたりと起き上がらなければならない状況が出てきます。
その際はまず、横向きの体勢ならうつ伏せになり、四つん這いになった後ゆっくりと正座する形で起き上がって下さい。
うつ伏せの姿勢の場合は、ゆっくりと四つん這いになり正座の体勢になります。
痛みがひどい場合は、椅子などを使ってつかまり立ちをします。
痛みがひどくない、もしくは捕まるものがなければ、片膝を立ててた後、その膝の上に両手を置いて少しずつ立ち上がるようにしましょう。
ぎっくり腰早期回復のための応急処置②患部を冷やす
今回私がなったぎっくり腰は、2016年に入院するほどの痛みではなく、横になって安静にしていたら少しずつ痛みが薄れていきました。
この時点で少しは動けるようになったので、次に行った処置は患部を冷やすことでした。
幸いにも近所のダイソーで買った氷嚢があったためこちらを使ってガッツリ氷を積めて、ひたすら患部に押し当ててました。
目安は氷が溶けるまで、溶けたら再び新しい氷を入れて冷やすをひたすら繰り返していたところ、痛みはこの時点で一時的にですが薄れました。
氷嚢で患部を冷やしながら固定する方法
氷嚢に詰め込んだ氷で患部を冷やすのは良いですが、痛めている場所が腰なだけに、ずっと手で持って冷やし続けるのは辛いものがあります。
横たわった際にも手を後ろに回して冷やすのは体制的にもあまり宜しくありません。
そんな時は、長めのマフラータオルかバスタオルをを使って氷嚢を固定してしまいましょう。
マフラー(バス)タオルで氷嚢支えるように持ち、そのままぐるっと腰に巻き付ければ簡単に固定できます。
バスタオルの尺が足りないという人は、ストールを使っても良いかもしれません。
ちなみに私はタオル類ではなく、寝間着代わりのTシャツの上からコルセットを巻き、その間に氷嚢を押し込んで固定して当てていましたが、これも氷嚢がずれずに中々効果的でした。
冷やすのは氷以外はNG??
氷以外にも冷たいものなら、湿布やアイスノン、保冷剤などがあります。
特に冷感湿布は鎮痛成分も入っているので、ぎっくり腰の患部を冷やすには最適だと思われがちです。
ただ、痛みが間断なく襲ってくる初日は、とにかく患部の表面だけではなく深淵部分まで冷やして熱を取ることが最優先事項。
冷感湿布は確かに冷たいですが、患部が熱を持っている場合はすぐに温くなって張り替えることになってしまいます。
また保冷材は、氷点下以下になる恐れがあるので、凍傷になってしまう危険性が。
そのため、ぎっくり腰初日は冷感湿布ではなく、氷点下にならない氷の冷たさを最大限に利用して患部の深淵部分まで冷やすことを徹底しましょう。
症状次第では仰向けの体勢が一番楽だという人にとっては氷嚢は邪魔になってしまいますので、氷枕に氷を詰めて下に敷くのもおすすめです。
氷枕が冷たすぎると感じたら、タオルで包むなどの工夫をしてみてください。
ぎっくり腰早期回復のための応急処置③コルセットを利用する
2016年の入院生活の際、痛み以外に特に異常がなかった私はコルセットと歩行器を借り受けて病院内を闊歩していました。
その際、お医者さんから「思ったよりも早く回復しているね」というお言葉を頂いたので、コルセットを付けるか付けないかで、治る速度は大きく違ってくると断言できます。
コルセットと聞くと筋力が落ちてしまうかもしれないという心配からどんなに痛くてもコルセットを付けないという人がいますが、それは治りかけでもコルセットを外さなかった場合です。
二度目となる今回は出先でぎっくり腰になりコルセットが手元になかったため、腰に負担をかけないように気を付けて帰ってきましたが、帰ってきて人心地付いてからコルセットを付けると、腰の痛みの度合いがたちまち軽くなりました。
ぎっくり腰を早めに治すには日常と変わらない生活をするのがキモになってきますが、どんなにあがいてもぎっくり腰初日からそうするのは無理です。
48時間が経過して痛みがだんだん治まってきた際に、普段と変わらない生活を送れば早期回復は見込めますが、筋力低下を恐れるあまりにコルセットを付けないでいて痛みを長引かるのは本末転倒です。
ぎっくり腰初日はコルセットのサポートを受けて、痛みを和らげることに専念しましょう。
見落としがちなコルセットの選び方
腰をサポートするコルセットは、自分の身体にあったサイズを選びましょう。
”大は小を兼ねる”と言いますが、マジックテープで止めるタイプがほとんどですので、止める部分に上手くかち合わないため、コルセットに限ってはあまり大きすぎるものはNGです。
また、小さければその分締め付けられるからそれでいいやと思いがちですが、コルセットの本分はあくまで腰をサポートするものです。
締め付け過ぎるのは腰にとっても良くないですし、通気性が悪くなるため肌がかぶれてしまう恐れもあります。
コルセットは大きすぎず小さすぎず、文字通り身の丈に合ったものを選ぶのが重要です!
ぎっくり腰早期回復のための応急処置④できるだけ患部を心臓の上に上げる
ぎっくり腰の元となる炎症物質は、患部を心臓よりも高い部分に持って行くことでも和らげることが出来ます。
その方法は、仰向けになり足の下に厚手の足枕や座布団を入れ、膝を90度に曲げた姿勢を取ることです。
厚手の足枕や座布団がなければ、椅子の座面に膝から下を乗せる体制でも可能です。
しかし痛みの程度によっては仰向けになるのもしんどいという場合もありますので、あくまでできる範囲で行いましょう。
くどいようですが、まずは自分の楽な姿勢を取って安静にすることが絶対に大切です。
ぎっくり腰の早期回復は48時間以内の応急処置が鍵
ぎっくり腰になって48時間以内は、炎症物質が出続けていると言われています。
ですので、まだこの時点では動くのも辛いという人も多いと思います。
痛みの程度にもよりますが、腰に負担のかかる仕事をしている人でまだちょっと動くと痛いなぁという人は、会社や学校は休めるのなら休んでしまいましょう。
「たかだかぎっくり腰で休むなんて…」とブツブツ言われるかも…と不安になる人も居ると思いますが、実際に動けないのは事実なのですから、仕事や会社に行ったところで普段通りには動けませんし、症状が長引く恐れもあります。
無理をして再発しても痛い目を見るのは自分です。
正直に「ぎっくり腰になりました。痛くて起き上がれないので休みます」と伝えてさくっと休ませて貰いましょう。
大抵の人はぎっくり腰にかかったり、周囲の人がかかっているのを見ているため「ああ、ぎっくり腰かぁ…。アレ痛いんだよね~。お大事にね」と、その辛さに共感してくれると思います。
それでも煩く言ってきそうな雰囲気の会社ならば、病院に行った際に前もって診断書を書いてもらいましょう。
会社のために自分の身体があるわけではありません。
自分の身体は自分のものです。
2日目も大事なのは安静・冷やす・コルセット
1日目に比べて2日目は少し痛みは和らいでいるけれど、やっぱり動かすと痛いという人は、引き続き患部を冷やしながらコルセットを身に付けて、安静にします。
この時にどうにか仰向けになれるようになったという人は、先述した”足の下に座布団などを入れて腰を持ち上げる姿勢”を取ってみると良いでしょう。
私も1日目は無理でしたが、2日目になって少し症状が和らいだのでこの姿勢を取りましたが、ずいぶんと楽になりました。
また、痛みの様子を見て、患部を冷やすのに使うのは氷から冷感湿布に変えてもいいと思います。
痛みがまだ強いと感じたら、氷で引き続き冷やしましょう。
痛みが引かない場合は病院へ
また、この時も痛みが治まらない、それどころか1日目よりも非道くなっているという場合は、病院で見てもらいましょう。
きちんとレントゲンを撮ってもらってぎっくり腰の症状を知ることができますし、この時点で痛みが引かないという事は、何らかの別の症状が潜んでいる場合があります。
この場合、かかる病院は整形外科になります。
病院は初日に行かないの?
ぎっくり腰の初日は病院に駆け込んでも、大抵はレントゲンを撮られて「安静にしていてください」との言葉と共に鎮痛剤と湿布を渡される所が多いです。
病院に行って診断してもらい安心感を得たい・診断書を書いてもらいたいという場合は別ですが、鎮痛剤も湿布も買おうと思えば薬局で買うことが出来ます。
ですのでぎっくり腰初日は病院に駆け込むよりも、一刻も早く家に帰り、患部を氷で冷やし安静にすることを心がけましょう。
痛みはあるけど動くことに問題はない場合
ぎっくり腰が手っ取り早く直るには、腰の痛みが取れるまで安静にした方がいいと思いがちですが、実は完全に痛みがなくなるまで安静にするのは、悪戯に回復を遅らせるだけなのだとか。
多少の痛みに目をつむればいつも通りに動けるという人は、出来る限り日常と変わらない生活を心がけた方が早く良くなるとのこと。
ですので、多少腰の痛みはあるけれど動けないほどではないという人は、少しずつでいいですので普段通りのライフスタイルを送りましょう。
ただし、普段のライフスタイルが腰に悪い生活であるならば、これを機に生活を見つめ直すのも良いかもしれません。
二度目のぎっくり腰を経験した私は、普段の生活の中に少しずつぎっくり腰の予防を取り入れていこうと思いました。
腰痛3秒これだけ体操、これは良いストレッチにもなりますし腰の痛みも和らぎます。
何よりも短い時間でぎっくり腰の予防にもなるので、無理せずに続けられることが出来るので、継続していきたいです。
ぎっくり腰早期回復のための応急処置 まとめ
いかがでしたでしょうか?
腰は身体を支える重要な要であり、普段から労わっておかないとある日突然痛恨の一撃を喰らうことになります。
そして襲ってくる痛みは平素では考えられないほど激しいものであり、これが延々と続くのかという恐怖にも駆られます。
しかしながらぎっくり腰の痛みのピークは48時間ほどであり、よほどの事が無い限りはだんだんと痛みは治まっていきます。
ぎっくり腰になった場合、まずは慌てず安静に!そして冷やしてコルセットで整えること!
明けない夜はないように、ぎっくり腰の痛みもピークは48時間弱です。
痛みが治まるまではこれも一種の骨休めだと思い、ゆっくりと休んだもの勝ちなのかなと、今回二度目のぎっくり腰になりそう思ったほうりでした。
[zakki]
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